スプライトシュピーゲル

 冲方氏の原作は富士見ファンタジア文庫で全4巻だが、角川スニーカー文庫の「オイレン・シュピーゲル」4巻(こちらもコミック化が進んでいる)、さらに2つの話が合流する「テスタメントシュピーゲル」へと続くことになる。
 ちなみに、テスタメントシュピーゲルは、2つの話(ただし、1つの事件をそれぞれの視点で描かれた作品がある)が合流する為、巻頭の「登場人物」だけで50人以上が掲載されている。‥‥‥これって、作画どうするんだろう。

 さて、このコミックは、当初から「1」は付いていないことから、上記の原作小説のイントロデュースとして企画されたのではないかと思われる。実際後述のように、他の作画家によるコミックが同じ雑誌で1から始まっており、ちょっと異例の展開となっている(同じシーンを違う作画で見られると思うと楽しいが、描く側は大変だろう)。

 かつてのウィーン、現在のミリオポリスの公安高機動隊に所属する、鳳・エウリディーチェ・アウスト(紫火)、乙・アリステル・シュナイダー(青火)、雛・イングリッド・アデナウアー(黄火)の3人の少女は特殊空戦機動型特甲(特殊転送式強襲機甲義肢)を装備した「?の妖精(フォイエル・スプライト)」小隊の構成員。本来の手足を失い、文化保護プログラムで和風の名前(日本は全滅している)と、心に傷を持つ少女達は、転送される義肢と羽を持ち公安維持に当たる。
 収録されている3話で、それぞれが活躍していき顔見せが終わって、さてストーリー展開‥‥‥と言うところで終わっている。

 なお、「スプライト・シュピーゲル」は、現在ヤングキングアワーズで、中嶋ヤマト作画で新規に連載が始まっている(単行本は未発刊)。さめだ小判作画のコミックは、今後入手困難になると思われるので、ファンの方は早期の入手をお薦めする。

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